フルタイムファーザー

ども、やじです。

久しぶりに本のご紹介です。

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『フルタイムファーザー』リチャード・ハロウズ著 寺西のぶ子訳 カナリア書房

著者はイギリス人の専業主夫。自らの体験や同じフルタイムファーザーたちへのヒアリングを元に、専業パパが直面する現実、専業パパになる上で考えておきたいことなどを綴っています。子育てのノウハウみたいなことは全く書いてなく、また専業パパを勧めているわけでもなく、非常に冷静に「専業パパになるとはどういうことなのか」というテーマを扱っているところが他には無い切り口で新鮮でした。

大まかには「仕事を辞める」「主夫になる」という2つのパートからなっていて、パート1「仕事を辞める」では、仕事を辞める前後で起こる心理的変化や、社会的立場の変化などについて、詳細に解説しています。パート2「主夫になる」では、家事・育児を担当することの現実をいろいろな観点から紐解きながら、家庭を円満に切り盛りしていく上で大切なことや気を付けたいことを説いています。

印象に残った内容を箇条書きで上げてみます。

■育児の世界は女性中心にできている

男性は仕事、女性が育児、という社会通念は思いのほか根強く、そういった通念を事あるごとに意識させられるのだそうです。また、育児に関連する全てのものが女性を対象に考えて作られていることを痛感する、という部分は確かにそうなのかもなぁ、と思いました。

■会社を辞めて主夫になったときに襲いかかる不安

学校や会社という社会とのつながりが無くなると、どこにも所属していないような感覚を覚え、自分だけが取り残されているような不安を感じるのだそうです。この孤独感は、外に出ること、人と会うこと、何らかのコミュニティに参加することなどで予防することができるとありましたが、この辺はパパだけでなく、ママにも言えることでしょうね。

■ママコミュニティについて

ママコミュニティは横に広いネットワークであり、そこに参加しておくことは、情報収集やストレス発散などに役立つので、専業パパも押さえておきたいところ、だそうです。

■家計について

確かに!と思ったのは、ママが家計を支え、パパが専業主夫の場合、ママが妊娠などとなったら、収入源がゼロになってしまうというリスクがあるということ。パパがすぐに復職できればいいですが、なかなかそうもいかない可能性があることを考えると、専業パパになろうとする方は、よくよく考えておく必要がある気がします。

本書を読んでみて「育児専業になるって確かにそういうことだな」と納得した部分が多く、仕事を休職して育児をしているという意味では、奥さんにも当てはまることが結構あったので、奥さんの悩みや考えについて理解できる部分が少し増えた気がします。

やじはフルタイムファーザーになる予定は今のところありませんが、何らかの理由で専業パパを検討されている方には、なかなかの良書だと思います。

よろしければご一読あれ。

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コメント

  1. と~る より:

    1 ■フルタイムファーザーというのですね
    お初にお目にかかります。

    たまたまブログを見て回っていた、現役フルタイムファーザーです(^^ゞ

    わけあってそうなったのですが、こういうネーミングがあったとは知りませんでした。

    ご紹介ありがとうございました。
    http://ameblo.jp/aokunnopapa/

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